必要な書類は多い
不動産売却ですが、不動産売却には固定資産税納税通知書が必要となります。
納税というのは国民の義務とされていますが、土地に関しても保有されている場合は固定資産税がかかってきますので、しっかりと本年度分を支払っておいてから売却を進めるようにしましょう。
また、似通った書類に固定資産税評価証明書があります。
こちらは不動産管理会社が用いる証明書となりますが、実際に設定額を決定する際に必要となる書類です。
不動産というのは相場が決まっている状態で、さらに物件を確認して査定が進んでいく内容となっているのです。
つまり、不動産管理会社としては「売れやすい物件なのか?」が気になってしまうため、このような書類も求められるようになっています。
土地測量図についても用意しておくようにしましょう。
境界確認書も必要とされる書類となっていますが、売却の際には無ければ困る書類でもあります。
実際の土地の広さについて細かい情報が記載されている書類となっていますので、無い場合には測量する必要性が出てきます。
不動産売却は面倒臭がるほどに、後になって面倒な作業が増える仕組みになっていますので、たかが書類の1枚・・・と思わないようにしましょう。
また、建築設計図書や工事記録書等なども重要です。
重要となる理由ですが、近年では家というのは簡単な修復作業のみで建っているわけではないからです。
子どもが増えたという理由で、リフォームして間取りを広げる人や、子供部屋をリフォームする人もいるため、家には住んでいた人の歴史が数多く刻み込まれているのです。
しかし、それを口頭で伝えるのは難しいですし、個人同士の対応では経営上でトラブルが発生してしまうでしょう。
先ほどの書類があれば、今までの修復歴が明確となりますので、強気でPRできる部分は強気で売り込めるようにもなります。
このように書類が揃っている状態であればこそ、経営者(契約者)と不動産管理会社が上手に連携して売却を行えるのです。
他に必要となる書類はそれほど多くはありませんので、とりあえず売却を予定されている方は、これらの書類だけでも先に用意しておくようにしましょう。
意外と忘れることがある書類
身分証明書も大事です。
しかし、前述の数枚の書類ばかりに目がいっていると忘れてしまう書類です。
本当に本人が売却を希望しているのか確認する目的、また売却の届け出を法的に進める際に必要となる書類なので、忘れないように注意しましょう。
それと実印も大事です。
銀行印として利用されているほうの実印が必要となりますので、100均で購入できるようなプラスチックの印鑑を使用しないよう注意してください。
現代では、このような対応を知らないために恥をかく人もいます。