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日本の建築物

不動産購入の注意点

耐震強度をチェック

マンションやアパートといった物件を購入する際に、事前にチェックすべきポイントは少なくありません。

例を挙げれば、建物の耐震強度などは特に重要となるでしょう。

耐震強度というのは、専門家でなければ分からない・・・というものではなく、個人でも理解可能な表記がなされていますので、それほどチェックするのが難しい項目ではありません。例えば、「木造、鉄筋、ハイブリッド」であるかどうかは、住宅の形態を見ればわかるようになっていますし、実際にマンションやアパートを訪問した際に尋ねると、そのことについて教えてもらえるようにもなっています。

ここで重要なのは、古い規格に則って建築された物件であるかどうかです。

具体的には、2000年以前から建築された物件には注意が必要です。というのも、耐震強度そのものについて規定(耐震基準)が2000年以降で大きく変わってしまっており、十分な耐震強度があるとされる物件でも、必ずしも安心とは言い切れないためです。現代の日本では、震災というのは恐怖の対象となっていますし、これは住宅・賃貸でも変わりません。

地震のたびに強くなってきた耐震基準。旧耐震と新耐震をおさらい

鉄筋の比較が面倒という場合ですが、建築された年数を見るのではなく、耐震診断プログラムの評価である「RC、SRC」というマークが表記されているかどうかを確認しましょう。このマークがついた物件は耐震強度チェック済みであり、さらに防災対策まで施工されているので安心して住めます。

他にも確認方法があるのですが、値段設定についてもチェックしてみることをオススメします。耐震強度に自信がなく、且つ不人気な物件については、安値で売られていることが多いです。1LDKのような住みやすい物件なのに、なぜか安い値段設定がされているマンションやアパートでは、住んでみると多くの不都合が発見されることもあります。

防犯のために玄関の鍵を変えよう

新築であれば問題ありませんが、中古物件を購入する場合は、購入後に玄関の鍵を変えておくことをおすすめします。

これは、中古物件が「以前に誰か住んでいた物件」であるためです。購入後に鍵を変えないでいると、「自宅の鍵を誰かが所有している状態」がずっと続くことになります。前の家主が所有していた鍵が泥棒の手に渡ってしまえば、たとえ施錠をしていても容易に侵入されてしまうことでしょう。そこで、防犯上の安全を考慮するのであれば、自宅の鍵をそっくり変更してしまうほうが良いのです。

中古物件によっては、不動産業者が売却されたタイミングで鍵を新しいものに取り換えるため、購入の際に伺っておくといいでしょう。取り換えが住んでいなかった場合は、自分で鍵を取り替えたほうが賢明です。現在は、電話やインターネットから依頼ができる出張型の鍵屋さんも多く、シリンダーやドアノブの交換などが必要になった時は頼ってみるのも手でしょう。

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ただし、賃貸住宅に住んでいる場合、玄関の鍵を交換する際は、管理会社や家主の許可が必要となるため注意が必要です。あくまで購入した物件に限り、鍵を取り替えるようにしてください。